2021年11月18日、首相官邸(新型コロナワクチン情報)公式Twitterで、スマートフォンとマイナンバーカードで新型コロナワクチンの電子接種証明書が取得できるようになると発表しました。12月頃から申請ができるようになるとのこと。
マイナンバーカードで、#新型コロナワクチン の接種証明書(電子版)が取得できるようになります。12月頃から申請開始予定です。 pic.twitter.com/zw3YcUvCEe
— 首相官邸(新型コロナワクチン情報) (@kantei_vaccine) November 18, 2021
マイナンバーカードのを読み取りに対応するスマートフォンから、専用のアプリを使って申請、取得後はアプリ上で証明書の表示が可能となります。
ワクチン接種証明書は海外渡航の際に必須のため、海外ではすでに電子化されているところが多く、ようやく日本でも導入されることとなりました。
この発表を受けTwitterでは「電子化大歓迎」「対応してくれてよかった」という声もあるなか、「接種記録を正しいものにしてからリリースしてほしい」といった意見も多く出ています。
接種記録の誤入力は各地で頻発しており、証明書自体の信憑性に関わるため早急な対応が求められています。
ワクチン接種証明書の電子化により、証明書の民間での活用が増加すると予測されています。
ワクチン接種証明書を提示することで、飲食店ではドリンク1杯サービスや◯%OFFといった優遇措置であったり、飲食店の入場を提示者のみに規制するといった活用が考えられます。
東京都ではすでに「TOKYO ワクション」アプリをリリースしており、証明書を提示することで協賛企業の施設で割引等の優遇措置を受けることができます。
電子証明書の発行が早かったフランスでは病院や高齢施設、イベント会場への入場には証明書の提示を義務付けており、違反者には罰金が課せられるとのこと。
ワクチン接種証明書の活用が拡大することでワクチン接種者がさらに増えることが予想されますが、一方でワクチンを接種しない人への差別が起きないように注意も必要となります。