Twitter、リプライの途中に広告を差し込むテストを開始

2021年10月13日（現地時間）、Twitterはリプライの途中に広告を差し込むテストを開始したと、同社のレベニュープロダクトリード（広告製品の戦略責任者）のBruce Falck氏のTwitterで発表しました。

Starting today, we’re trying something different and testing a new ad format in Tweet conversations. If you’re a part of this test (which is global; on iOS & Android only), you’ll see ads after the first, third or eighth reply under a Tweet. 🗣️ pic.twitter.com/kvIGeYt2vp

— bruce.falck() 🦗 (@boo) October 13, 2021

「今日から、私たちは別のことを試み、ツイートの会話で新しい広告フォーマットをテストしています。このテストに参加している場合（グローバル、iOSとAndroidのみ）、ツイートの下の1回目、3回目、または8回目の返信の後に広告が表示されます。」
※Google翻訳ママ

ツイートに対してリプライを行うとリプライツリーが生成されますが、その最初と3番目、8番目のリプライの下に広告が表示されるようです。
対象は全世界、iOSとAndroidのモバイルアプリ（一部のユーザー）でテストが実施されます。

これに対しユーザーからはリプライ欄に広告が入ることで会話の邪魔になるとして反発も出ています。

テストは数ヶ月間実施するとしており、Twitterが実装するかは結果が気になるところです。

We’re excited about trying this out for our advertisers and we’re eager to explore how it could open the door for additional opportunities to reward Tweet authors and creators. More to come. 🚪

— bruce.falck() 🦗 (@boo) October 13, 2021

またBruce Falck氏は、今回の広告テストのツイートにリプライする形で、「広告主のためにこれを試してみることに興奮しており、ツイートの作成者に報酬を与える追加の機会への扉を開く方法を模索したい」とも発言しており、Twitterユーザーの収益化についても触れています。

Twitterは今年9月に提供を開始したスーパーフォロー、10月13日にSpacesのクリエイター支援プログラム「Twitter Speaces Spark Program」などTwitterユーザーが直接報酬を得る仕組みの提供を試みています。

広告収益を上げ、その収益をクリエイターに分配していくことで永続的なプラットフォームを作り上げたいという狙いが見えますが、「広告表示も収益もいらない」と考える大多数のTwitterユーザーをどう繋ぎとめるのか、その戦略も求められています。