スマートフォンの所有率は年々高くなり、2021年にはついに9割を超えました。
そのため、さまざまな企業がネット集客に力を入れています。
成功している企業も多いですが、誰もが最初は初心者。
「SNS」「通販(ECサイト)」という言葉が連想できる程度…
具体的に何をすればいいかわからない…
というところからスタートしています。
この記事では、今からネット集客を始める方のために、Webを使った集客方法の種類やメリット、デメリットをわかりやすく解説します。
ネット集客とは?~アナログとの違い~
ネット集客とはインターネットを使用した集客方法で、Web集客とも言います。
インターネットが普及する前はアナログ(雑誌、折込チラシ、ポスティングなど)での集客が基本でした。
しかしこれらは印刷費用や場合によっては配布のための人件費等がかかり、アプローチできる地域や人数が限定されていました。
実店舗をお持ちで近隣の集客に注力したい場合は、広告を地域限定にすることでコストを抑えられることもあります。ですが、情報収集から商品購入までの過程をすべてWeb上で完了させる人が増えた今、ネット(Web)集客の必要性が高まっています。
主なネット集客方法
スマホやPCがあれば無料で始められるものから専門業者に依頼する有料広告まで、方法や種類は多種多様です。
各々メリットデメリットはあるので、自分に合った種類・方法を見つけましょう。
公式サイトを作る
公式サイト(HP)は最も一般的なネット集客です。しかし、今ではあるのが当たり前で、ネット集客法というよりも「ネット集客の大前提」と言えるでしょう。
まだ公式サイトがない方はこちらで作り方などの解説をしていますのでご覧ください。
ブログを作る
ブログでのネット集客とは、特定のテーマの情報を提供することで、そのテーマに興味のある読者(見込み客)を集め、集客を目指すことです。
最近では「となりのカインズさん」が話題ですが、個人店でも自社サービスに関連したテーマを発信することができます(美容室がシャンプーやドライヤーのレビューをする、等)。
低コストで始められますが、ブログ記事が検索で上位になって広く読まれるようになるまでには時間もかかり、継続も必要なので、効果が出るまでに時間がかかります。
なお、ブログといえば芸能人の利用者が多いアメブロが有名ですし、アメブロ以外にも無料で始められるサービスはたくさんあります。
一方、URLもデザインもオリジナルで用意することも可能。後者の場合は、以下の記事で紹介している「WordPress」を使うのがおすすめです。
SEO対策
せっかく公式サイトやブログを作成してもGoogle検索で上位に表示されないと読者(見込み客)に見つけてもらえません。
いちばん見られる検索結果1ページ目に表示されるのを目指すのが基本です。
好きなことを好きなように書いて上位を取れればラクなのですが、類似内容のブログ記事はWeb上に無数にあるのでそうもいきません。
そこでSEO対策が必要となります。
SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略称です。
SEO対策は、検索で上位に表示されるために最適なキーワードや文字数を分析し、ブログ記事に反映させることです。
SEO対策の基本テクニックは、Web上の解説記事でも勉強できます。
SNS
Twitter・Instagram・YouTubeなどのSNSでネット集客しているお店は多いですね。
スマホさえあれば無料ですぐに始められ、最新情報の発信やリピーターとのグリップ強化にとても便利です。
SNSについてはこちらで詳しく解説しています!
Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)の整備
Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)とは、Google検索画面に表示される企業・店舗情報のこと(画像赤枠)です。
見たことはあるのではないでしょうか?
実はこれ、無料なんです。
簡単に企業・店舗の詳細情報を掲載でき、最新情報への更新も随時可能なので、なんでもすぐネットで調べるこの時代にうってつけのサービスです。
特別営業時間やメニューや予約など細かいところまで設定できるので、まだしていない方はぜひ始めて見てください!
こちらで詳しく解説しています。
MEO対策
Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)で整備した情報は、Googleマップにも反映されます。
そして、Googleで検索したときに以下のように表示されることも!
こちらも、見たことがある人が多いでしょう。
ただ、検索結果で強調表示されるのは上位3件のみという激戦で、ここに入るには情報の詳しさだけでなく、クチコミの数や情報の更新頻度なども関係してきます。
そこで、重要なのがMEO(Map Engine Optimization、マップエンジン最適化)。
店名の指定ではなく、「地名+業種」といった間接的な言葉で検索されたときに上位に表示されるための対策を打つことです。
サイトやブログよりも上に表示されるので、とても効果的なネット集客です。
メールマガジン、公式LINE
略してメルマガと言われており、登録者に一斉配信できます。
主な内容はキャンペーン・告知・アンケートなどで使用されることが多く、古くからある手法ですね。
興味のある人へ有益な情報をピンポイントで提供できるのが強みですが見られないことも多いので、内容を見たくなるような工夫をするのが大事です。
最近では、メールではなくLINEを使うお店も増えてきました。
クーポン配信の仕組みなども用意されており、簡単で便利です。
広告を使ったネット集客方法
紙の広告やテレビCMは昔からありますが、今ではネット上の広告も主流ですね。
ブログやSNSと違い費用はかかってしまいますが、即効性があります。
Web広告
インターネット上に公開される広告のことです。デジタル広告とも呼ばれます。
Web広告は細かいターゲティングができるところが最大の強みです。性別・年齢・地域・閲覧・検索履歴などで絞り、狙った人に届けやすくなっています。
基本的な種類をいくつかご紹介します。
リスティング広告
検索したキーワードに関連した広告を、検索結果の上に表示します。
ディスプレイ広告
Webサイトの広告枠に表示される画像・動画・テキスト広告のこと。バナー広告とも呼ばれます。
SNS広告
Twitter・Instagram・LINEなどに配信する広告。
一般の投稿に混ざって、タイムラインに表示されます。アカウントの個人データと連携しているのでターゲティングの精度が高いです。
【H4】動画広告
YouTubeなどの動画サイトで配信される広告。視聴前・視聴中・視聴後に配信されます。
【H4】アフィリエイト広告
企業の広告をブログ運営者がブログに掲載し、その広告経由で売り上げが発生すると規定の報酬(売上の1~5%程度が多い)を受け取れる仕組み。成果報酬型広告とも呼ばれます。
インフルエンサーマーケティング
SNSなどで情報発信をして、ユーザーに大きな影響を与える人物を一般にインフルエンサーと呼びます。
ユーチューバー、インスタグラマー、ティックトッカーなどの個別の用語ができるほど、インフルエンサーの存在は定着していますね。
インフルエンサーに報酬を支払って商品やサービスを紹介してもらう広告手法が、インフルエンサーマーケティングです。
インフルエンサーを利用した広告効果と市場の期待値は年々上がっています。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
記事広告
自社サイトや自社ブログで商品やサービスを紹介するのではなく、他のメディアに記事制作・公開と有料で依頼するのが記事広告です。
有名なメディアに掲載されると必然的に閲覧数が上がりますし、信頼性も高くなります。
上記画像で、サムネイル画像の右下に「PR」と記載されているのが記事広告です。
【補足】ネイティブ広告とは?
さりげなく紛れ込んでいる広告全般を、ネイティブ広告と呼びます。
とはいえ、広告でないと誤解させるとステルスマーケティングになるので、「広告」「PR」などと明記する必要があります。
さきほど紹介した記事広告でも、他の記事との親和性を高めて違和感なく制作したものは「ネイティブ広告」と呼ばれます。
まとめ
ネット集客は自社の最新情報を低コスト価格でたくさんの人に届けられるだけでなく、その反応をデータとして残しやすいため、分析して次に生かせるのも特長です。
そこもアナログにはないメリットなので集客に困っている方はぜひ使ってみてください。
困ったときは、お気軽に弊社にご相談くださいね!