2021年6月17日、Instagramで近くの人気スポットを検索できる「地図検索機能」が日本国内で使えるようになりました。
6月18日現在はすべての端末に反映されているわけではなく、順次対応中のようです。
Instagramアプリ内で、地図検索機能が使えるのは2ヶ所。
発見タブ内
①発見タブ(画面下、左から2番目の虫眼鏡アイコンをタップすると表示される画面)の右上に地図アイコンが表示されるようになります。
②地図アイコンをタップすると、現在位置の近くにあるカフェやレストラン、観光名所などの人気スポットが地図上に表示されます。
③カフェ、レストラン、観光名所といったジャンルで絞り込むことができます。
④表示されたアカウントをタップすると、その施設の位置情報を指定してある投稿が表示されます。
ハッシュタグ検索
一部のハッシュタグの検索結果ページでも地図が表示され、ハッシュタグに関連した近隣の人気スポットを見つけることができます。
例えば「#テイクアウト」と検索すると、投稿の上に地図が表示されるようになっています。
地図検索機能の影響と今後の展望
地図検索機能を整理すると、
- Instagramアプリで、位置情報をONにしている場合のみ利用できる。
- 現在地の位置情報をもとに、近くの人気スポットを検索できる。
- 地図上で場所を指定して「このエリアを検索」をタップすることで、現在地から離れた位置の人気スポットも検索できる。
- 投稿で指定された位置情報とInstagramアカウントの住所情報が一致している場合、アカウント情報も表示される。
です。
利用者としては人気スポットを検索しやすくなり、利便性が向上します。
そして店舗、施設側は、
- 投稿に位置情報が付いていること。
- 位置情報で検索されたときに上位に表示されること。
が、集客に直結することになります。
フォロワー数を増やすことや投稿時にアカウントをタグ付けしてもらうことよりも、「近くのカフェ」等の絞り込みで上位表示されることに注力するお店も出てくるでしょう。
例えば、「Instagramフォローでワンドリンクサービス」だったのが「位置情報を付けて投稿すればワンドリンクサービス」になるかもしれません。
IMEO(Instagram Map Engine Optimization)が登場する?!
Googleマップに登録されているからといってInstagramの位置情報として指定できるわけではないので、「そもそもInstagramで位置情報指定できるようにすること」へのニーズが高まるのは確実です。
Googleマップで検索されたときに上位表示されることを狙う「MEO対策(Map Engine Optimization、マップエンジン最適化)」というwebマーケティング手法がすでにありますが、”Instagramマップエンジン最適化”も新しいサービスとして登場することが予想されます。