macOSに、ユーザーの許可なくマイクやウェブカメラへのアクセスし、画面のスクリーンショット取得や録画ができる脆弱性があることが発覚しました。5月24日(米国時間)に提供されたmacOS Big Sur 11.4でこのバグは修正されているので、早急なアップデートが必要です。
「XCSSET」というマルウェア(悪意あるソフトウェア)が許可が必要な機能にアクセスできる脆弱性があると発表しました。マイクやウェブカメラへに許可なくアクセスできるため、ZOOMやSlackなどを利用した際に勝手に画面のスクショを撮られたり、撮影されてしまうリスクがあります。
すでにこのバグは修正されており、macOS Big Sur 11.4で解決できます。
早急なアップデートが必要ですが、上記のバグを含め計73件の改修が行われており、3GB近い修正プログラムを適用することになるので、更新作業には1〜2時間かかります。
macOS Big Sur 11.4解説ページ(英語):https://support.apple.com/ja-jp/HT212529
macOSのアップデート手順(日本語):https://support.apple.com/ja-jp/HT201541