昔に比べ、テレビを見る人が減りYouTubeを見る人が増えましたね。
テレビ離れの影響か、大手企業も今ではテレビにかける広告費用より、YouTubeやネットなどにかける広告費用が増えてきました。
YouTube広告はテレビより安いので、個人でも出稿することができます。
しかし、やみくもに広告を出稿しても効果はありません。
YouTube広告の種類と特徴をしっかり理解して細かなターゲッティングをすれば有効活用することができます。
今回はYouTube広告の出稿を検討されている方のために、わかりやすく解説します。
YouTube広告とは
一般的に知られているのは、YouTubeで動画を再生する前や途中、視聴後に流れる広告動画です。
しかしYouTube広告には、ほかにも様々な種類があります。
また、Google広告をご存知の方はわかるかもしれませんが、YouTube広告もGoogle広告同様に細かなターゲティングをすることができます。
YouTube広告6種類とそれぞれの特徴
YouTube広告は大きくわけて2種類にわかれます。
一つは「認知度を高めるためのYouTube広告」、もう一つは「視聴者の興味関心を引き、他社サービスとの比較検討を促すYouTube広告」です。
認知度を高めるYouTube広告
この目的での広告は4つあります。
スキップ可能なインストリーム広告
スキップ可能なインストリーム広告とは、動画広告が再生されてから5秒経つとスキップする事ができる広告です。
特徴としては動画広告の長さに制限がなく、広告主が好きな長さで動画広告を出稿する事ができます。
主観になりますがスキップ可能なインストリーム広告が、一番ユーザー目線の広告かと思います。
なぜなら、広告を見るか見ないかをユーザー自身で選べるからです。
気になる動画広告が流れればそのまま視聴すればいいですし、気に入らなければスキップをすればいいだけです。
スキップ不可のインストリーム広告
スキップ不可のインストリーム広告とは、言葉の通りスキップができない動画広告です。
特徴としては最大20秒までの動画広告となっており、15秒か20秒の動画を選択して出稿する事ができます。
ユーザーに強制的に見てもらえることはメリットですが、ユーザーが興味を持てなかった場合はマイナスの印象を与えてしまうリスクもあります。
そのため、スキップ可能な広告以上に好印象を与える広告である必要があります。
バンパー広告
バンパー広告とはスキップ不可能なインストリーム広告同様、スキップができない動画です。
特徴としてはスキップ不可能なインストリーム広告と違い、最大6秒の動画です。
6秒間だけという縛りがありますがインパクトのある動画広告を出稿する事ができれば、ユーザーは動画が気になりクリックする可能性も上がります。
マストヘッド広告
マストヘッド広告とは、YouTubeのホーム画面に表示される動画広告です。
特徴としては最大30秒までの動画広告となっており、広告の出稿にはGoogleの担当者に連絡をして予約する必要があります。
YouTubeを見る方であれば必ず一度は目に止まる箇所なので、認知してもらうのには一番適した広告です。
比較検討や関心を高める広告
TrueViewディスカバリー広告
TrueViewディスカバリー広告とは、YouTubeの検索結果や関連動画の部分に表示される広告です。
特徴としては動画だけではなく、サービスや商品のWebサイトに設定する事もできます。
YouTube外の動画広告アウトストリーム広告とは?
アウトストリーム広告とは、YouTube外のGoogleのパートナーサイト等で配信される動画広告です。
YouTubeに出す広告ではないのですが、動画広告のためかYouTube公式のヘルプでは「YouTube広告」としてカテゴライズされています。
参照【YouTube公式ヘルプ】
モバイル専用でスマホユーザー向けの広告に適しているので、YouTube上の配信にこだわらないのであれば検討の余地があります。
広告出稿のコツ
YouTube動画広告の種類と特徴についてご紹介させていただきました。
ただ、種類が多すぎてどの広告の種類で出稿していいか悩む方も多いと思います。
そんな方のために、コンテンツにあった広告の種類をご紹介いたします。
スキップ可能なインストリーム広告
長い動画のほうが魅力を伝えやすい広告に向いています。
例)サービスの全容を紹介したい教育系コンテンツ、映画やドラマの宣伝など
スキップ不可のインストリーム広告
短い動画で魅力を伝えたい広告に向いています。
最大20秒なので、テレビCM程度の長さの広告ということになります。
例)ネット回線の新サービス、新しいゲームアプリ、web用の分析ツールなど
バンパー広告
短い動画で魅力を伝えたい広告に向いています。
スキップ不可のインストリーム広告と違い、最大6秒なのでユーザーに「興味」を持たせる事が重要です。
短いため、サービス名、商品名の告知は動画の最後にわかってもらうだけで十分です。
6秒という時間を活かしたインパクトのある演出も効果的です。
例)お菓子や飲料水、動画アプリやフリマアプリ、SNS関連のアプリなどすでに認知されている商品やサービスなど
TrueViewディスカバリー広告
類似サービス・競合商品の名前、自社サービス・自社商品に関連するキーワードで検索されたときに表示される広告なので、他社のサービスと比較できる広告に向いています。
例)美容院や整体院など既存の店舗があるビジネス系YouTubeチャンネル、動画配信サービスなど
まとめ
YouTube広告で出稿を考えていた方は、参考になりましたでしょうか?
今回の記事を読んで理解していただければ、広告を出す目的とコンテンツによって適切な広告を出稿できると思います。
種類と特徴がわかれば、細かいターゲティングができるためYouTube広告を有効活用していきましょう!