YouTubeを始めてみたいと思う人はたくさんいると思います。
でもどんなコンセプトのチャンネルにすればいいのかが最初の難関。
「このアイデアなら継続してやっていける!」と思っても、「でもこのアイデアを視聴したいと思う人はいるのか……?」という不安になったりして、始められない人っていますよね
今回は有名Youtuberや最近流行り出したYoutuber達の動画作成方法・チャンネルの方向性の傾向を分析しました。
今後のYoutube開設へ向けて役に立つ情報になりましたので、共有します。
STEP1.需要があるアイデアか
自分の考えたアイデアに需要があるかどうか、そして人気が出るかどうかの判断には、以下の3つの基準が役立ちます。
①②は需要の有無、③は競合性です。需要があり、競合が低ければ、人気が出る可能性が高まります。
①アイデアの傾向
Youtubeで人気の動画には大きく分けて「流行の話題」と「不変の話題」の2つの傾向があります。
アイデアが以下のいずれかにハマれば、需要はあると言えるでしょう。
流行の話題
「流行の話題」とは例えば、大きなニュースやSNSでバズった話題などを指します。
多くのYoutuberが「流行の話題」を動画の中に取り入れてます。
例えば、Twitterで大流行した「じゃがアリゴ」を作ってみたという動画や
コロナ禍の自粛中に流行したオンライン飲み会、
韓国発でバズったダイエットダンス動画などがあります。
流行をうまく取り入れられれば、多数の人に見てもらえる可能性があるのが「流行の話題」のメリットです。
不変の話題
日常的なことや、ポップカルチャーについての話題などが「不変の話題」です。
日常的な話題とは、料理や健康、ペットなどです。日常生活と切っても切り離せないテーマは、関心も高く廃れません。
「簡単に作れる!◯◯」といった料理動画や動物やペットの癒し系動画は、自然と再生回数が伸びる傾向があります。
ポップカルチャーのテーマは、ゲーム・アニメ・音楽などが挙げられます。ゲームの例としてはモンスターハンターなどが有名ですね。他に、アニメや漫画の考察や最新情報を発信している方達も多くいます。
②アイデアの市場価値
アイデアの傾向以外にも、自分のアイデアがバズる可能性があるかは簡単に調べられます。
まずはそのアイデアをYouTubeで検索してみましょう。YouTubeの検索結果が多く、再生回数が多いのであればそれはよく見られるコンテンツということです。
また、YouTubeの検索結果が少なくても、Googleなどの検索エンジンでキーワードを調べてみることも大事です!
もしもアイデアについての検索結果が多ければそのアイデアに興味がある人たちがある一定数いるということなので、需要のある可能性が高いです。
③新しさやオリジナリティ
①②を満たしているからといって、そのままそのアイデアでやろう!としても簡単には成功しません。
需要も人気もあるジャンルはすでに競合が多いからです。
YouTubeですでに人気のあるジャンルなのであれば、やはり差別化が必要です。
例えば、2021年現在バズっている料理系YouTuberのとっくんさん。
もうネタは出尽くしたかと思われていた料理動画で、声真似を取り入れて大成功しています(もちろん動画の構成も上手いのですが)。
そして、YouTubeではまだ流行っていないもののGoogleの検索結果が多い場合は、新しいYouTubeのジャンルとして開拓してみるのも良いと思います。
この場合は、内容の差別化について深く考える必要はありませんが、動画構成で個性を出すと効果的です。
比較的簡単に伸びやすいのは、後者の新規カテゴリーの開拓です。
最近の例ですと、あるある系動画やルーティン紹介動画があります。いずれも2年ほど前までは見なかった動画ですよね?
とにかく、今伸びてきているYouTuberを参考にしてみるのはとても良いことです。
その中で、需要がありそうな2つ以上のカテゴリーを混ぜてみたり、新しいカテゴリーを試してみたりすると成功の可能性がグッと上がります。
STEP2.ターゲット層にハマる内容か?
「不特定多数の100人中100人が面白いと思う動画」を作成するのは、「◯◯が好きな100人中100人が面白いと思う動画」を作るよりも難しい。
だから、ターゲットは明確に絞り込む必要がある。
ここまでは理解している人が多いと思いますが、いいアイデアが思い浮かんでしまうとターゲット層とズレていても突き進んでしまうということが多々あります。
しかし、「そのアイデアで自分の想定しているターゲット層にハマるかどうか」は必ず考えなくてはなりません。
例えば、彼女にプレゼントを買うシチュエーションがあるとします。「彼女が欲しいもの」と「自分があげたいもの」が同じものとは限りませんよね?
ここで自分があげたいもの基準でプレゼントしてしまうと、彼女は喜んでくれません。これをYoutubeのターゲットに置き換えると、なぜアイデアだけで突き進んではいけないのか分かると思います。
ターゲット層が欲している動画を提供することでより確実にチャンネル登録数を増やすことができますし、逆に言うとターゲットが欲していなければいくら良い動画でも結果がにつながらないからです。
STEP3.一貫性はあるか?
思いついたアイデアに需要があり、ターゲットが共感してくれる内容であっても、一貫性がないとブランディングしづらく、「毎回見よう」とは思ってもらいにくいものです。
そして一貫性は、必ずしも内容だけの話ではありません。
一貫性を持たせて運用していくために、アイデアまで決まったら下記のポイントを詰めていきましょう。
投稿頻度
いつ新作が公開されるかわからないようなチャンネルを、毎回熱心に追いかけてくれる人は稀です。
もちろん毎日がベストですが、予算や時間の問題でクオリティが確保できないのであれば日付や曜日を固定しましょう。
例えば、ゆっくり解説動画を投稿しているゲーム夜話さんという方がいます。
ゲーム夜話さんは毎月1日と15日に動画を上げますと明記していて、登録者が8万人もいます。
行動がルーティン化することで動画を見るハードルが下がりますし、その日を楽しみにする気持ちも生まれます。
※ゆっくり実況動画・ゆっくり解説動画とは、音声合成ソフトを使用したゲーム実況や解説等の動画のこと。
キャラクターやパーソナリティ
動画の中にメインキャストを入れると、視聴者に「この人の動画を見ている」という実感や安心感、高揚感、親近感が生まれやすくなります。
例えばヒカキンさん、ヒカルさん、ラファエルさんなどのメインキャストがいる動画はその人目当てで見ている視聴者もがたくさんいます。このようにキャラクターやパーソナリティを決めて動画に一貫性を持たせるのはとても重要なことです。
でも顔出しはちょっと抵抗がある...という方もいるでしょう。今日の流行ではVTuberを使ったアバターやゆっくり実況のような方法もあります。
いずれにしても、喋るトーンやスピード、雰囲気を一定にすることが重要です。
動画構成のパターン流れ
キャラクターやパーソナリティの話と少し被るのですが、視聴者に「この人の動画を見にきたという安心感、高揚感、親近感」を持ってもらうには、「お決まりのパターン」が有効です。
例えば、きまぐれクックさんの「銀色のヤツ」は今では有名なキャッチフレーズです。
ヒカキンさんは、「HikakinTV everyday〜♪」のオープニングで始まり、場面切り替わりに蜂が飛んでいるアイキャッチが入り、TwitterやInstagramの紹介で終わるという構成です。
覚えやすくオリジナリティのあるセリフ、エフェクト(効果)、メロディなどを作れれば、あなただけの唯一のYoutubeチャンネルになります。
まとめ
今回のまとめとして
- アイデアの傾向は「流行の話題」と「不変の話題」の2つに大別することが出来る
- やりたいアイデアがあればどのくらい需要があるのか一度調べる
- やりたいアイデアに新しさや差別化要素があるかを見極める
- ターゲット層の共感を得られるアイデアかどうか判断する
- 投稿頻度は日付や曜日を決める
- 一貫したキャラクターやパーソナリティを使用する
- 動画構成にお決まりのパターンを作る
以上の7つが重要なポイントになっています。
実際にチャンネルを開設するとなるとかなりの労力がかかります。なので今回紹介した方法でアイデアの需要・ターゲットを再確認していただき、そのコンセプトを中長期的に運用していけるかどうかを一貫性という観点からもう一度見直してみてください。
そうするとより質の高いチャンネルが作れますので、ぜひお試しください。