今やTikTokだけではなく、InstagramやTwitterでも欠かせない存在となった縦動画。
YouTubeでも「YouTubeショート」がリリースされ、ますます盛り上がりを見せています。
今回はそんな縦動画をiPhoneだけで編集する方法をご紹介します!
完成した動画を公開するプラットフォームに関してもまとめましたので是非ご覧ください!
TikTokだけじゃない!各プラットフォームが参入する縦動画の魅力
これまで「動画」といえばテレビも映画も、インターネットで見るコンテンツも、横向きであることが一般的でした。
しかし、その「横動画」から覇権を奪うかの如く近年では「縦動画」がどんどん広がっています。
それもそのはず、今や誰もが持っているスマートフォンの画面は縦向きです。
横動画を視聴する際は画面を一度横に傾ける必要がありました。あれ、けっこう面倒でしたよね?
でも縦動画ではスマホの画面はそのまま、ニュースサイトやブログを見るのと同じ感覚で動画を楽しむことが出来るのです。
さらに縦動画は短尺であることが主流となっているので、サクサクと気軽に色んな動画を閲覧できます。
そんなわけでTikTokから始まった縦動画の人気はそこに留まることなく、TwitterやLINE、YouTubeといった人気プラットフォームも参入するまでになったのです!
Twitterの新機能「フリート」【廃止】
2020年11月11日より、日本でも順次利用可能となったTwitterの新機能「フリート」は写真や動画を投稿することができ、その投稿が24時後に消えるという新機能。Instagramの「ストーリー」に似ているUIになっています。投稿できる動画の長さは最長30秒。
イイネやリツイートといった機能は存在せず、投稿もフォロワーのみ閲覧出来るといった仕組みになっているので、これまでのツイートよりも気軽に投稿できる機能です。
一方、閲覧すると足跡がつき、コメントするとDMで届いてしまうことから、通常のツイートよりも面倒だという声もあります。
LINEの新機能「ディスカバー」
2020年4月1日より、LINEアプリ上で利用可能となった新機能「ディスカバー」はLINEアプリのタイムラインタグから「全体公開」の設定で投稿されたコンテンツを閲覧できる新機能。これまで、LINEのタイムラインでは友達登録しているアカウントの投稿しか閲覧出来ませんでしたが、「ディスカバー」では友達登録していなくてもその投稿を閲覧することが出来ます。
本記事内で紹介している他のサービスと比べると、横動画も多く投稿されていますが短尺の縦動画も数多く見受けられます!
YouTubeの新機能「YouTubeショート」
2020年9月15日より、インドを皮切りにリリース。今では日本でも利用可能となった新機能「YouTubeショート」は長さ60秒以内の縦動画をYouTubeに投稿すると自動的にショート動画として分類され、それがまとまったものをTikTokに似たUIで視聴することが出来る新機能です。
スマホアプリを使用するとTikTokのようにアプリから直接撮影して投稿することも可能です!
(アプリ投稿の機能はリリース途中で、ランダムに決められた特定のアカウントでのみ使用可能になっているようです。)
縦動画を編集できるiPhone無料アプリ「VITA」を紹介!
そんな縦動画を自分で編集してみたい!
でも編集をするにはハイスペックなパソコンや高価なソフトが必要なんだろうな、、、そう思ってしまいがちですが、実はiPhoneの無料アプリだけでとっても簡単に編集出来ちゃうんです!
AppStoreにいくつか編集アプリがあるのですが、今回は、現在も編集業務をこなしている筆者が厳選したおすすめアプリとその操作方法までご紹介させていただきます。複数紹介すると逆に迷ってしまうと思うので、思い切って1つに絞りました。
実際に動画を作りながら解説するので、是非参考にして縦動画デビューしちゃいましょう!
筆者が選んだアプリはコレ!「VITA」です。
「VITA」はiPhoneの無料アプリで、テキストやBGMの追加、更にはクロマキー合成という特殊な編集も出来ちゃう優れものです。
とても無料とは思えない高機能なアプリなので、是非ダウンロードしてみてください。
実際に動画を作ってみよう
今回作るのは、これですよ。さあやってみましょう!
「VITA」を開くとこのような画面が表示されます。
1.上部にある「新しい動画」をタップして動画編集を開始します。
2.編集に使う動画や写真をカメラロールの中から選択します。
ここでは、背景に使用する「ハワイの空」の写真を選択します。
3.写真を選択すると編集画面が表示されます。
この画面が、テキストの追加やカット編集など様々な作業をするため画面になります。
4.背景の上に乗せる動画素材を追加するため、画面下部のメニューから「PIP」をタップします。
「PIP」は編集中の素材の上に、別の素材を乗せられる機能です。
5.今回は、グリーンバックで撮影した「浮遊するティッシュ」の動画を「ハワイの空」の上に乗せます。先ほどと同様、カメラロールから該当の素材を選びます。
6.素材の選択が終わると、このように新たな素材が重なって表示されます。
7.素材の右下の角をドラッグして、背景と同じ大きさになるように調整します。
8.画面下部のメニューから「クロマキー」をタップします。
「クロマキー」は指定した色を透過させてくれるありがたい機能!
9.今回はグリーンバックを使って撮影しているので「ピッカー」を使って緑色の箇所を選択します。
(上手く透過できない場合は「ピッカー」の隣にある「強度」や「ソフト」の数値を調整してみてください!)
10.設定が完了するとこうなります!
ティッシュがハワイの空に浮かんでる......!!!
11.ちょっと分かりにくい内容なので、この動画の状況を解説するテキストを追加しましょう。
画面下部のメニューから「テキスト」をタップします。
12.文字入力画面とキーボードが表示されるのでテキストを入力します。
今回は「ハワイの上空 飛んでいるティッシュ」と入力しました!
13.フォントやテキストのカラー変更、枠線やシャドウを追加することもできるので好みや動画に合わせて設定してみてください。
色々悩んだ結果、シンプルかつ可愛いテキストにしてみました。
これで私の縦動画は完成です!
14.動画が完成したら画面右上の「書き出し」ボタンをタップ!
しばらく待てば自動的にカメラロールに動画が保存されます。
まとめ
あとは完成した動画をアップロードするだけ!
ですが、せっかくの縦動画をより多くの人に見てもらうためにはちょっとしたコツがあります。
例えばYouTubeの場合、まだショート動画を探す機能が充実していないのですが、ハッシュタグ「#Shorts」を付けることで視聴者が動画に辿り着きやすくなります。
今回は縦動画の概要とiPhoneアプリ「VITA」での編集方法をご紹介させて頂きました。
編集もアップロードもスマホだけで完結して、作業もとても簡単です。
色々なプラットフォームがサービスを展開、そして色々なクリエイターが参入している「縦動画」。
とはいっても横画面の動画に比べたらまだまだ新しい業界です。
これからさらなる盛り上がりを見せていく「縦動画」をあなたも是非、制作してみてください!