最近Googleストリートビューを撮影している店舗をよく見かけませんか?
2007年より道路を撮影したGoogleストリートビューが開始し、2011年には店舗内を撮影したGoogleストリートビューが始まりました。
登場より8年あまり、現在も店舗でのGoogleストリートビュー撮影が普及している理由はなぜなのか?メリットは何なのか?解説していきます。
本記事「Googleストリートビューを撮影するメリット【まとめ】」の概要は以下の通りです。
店舗内のGoogleストリートビューとは?
そもそも、店舗内のGoogleストリートビューとは何か?
それは道路のストリートビューと同様に屋内をぐるっと360度見渡せるサービスです。
オーガニック検索(Google検索)やGoogleマップからビジネスや店舗を検索した際に施設内を360度見ることができます。
パソコンならマウスで、スマートフォンやタブレットなら指で自由に動かせます。
※実際のストリートビューになります。動かしてみて下さい↓↓↓
いつから始まったか?
道路のストリートビューは2007年より開始、店舗内のストリートビュー(インドアビュー)は2011年から開始しています。
日本では「おみせフォト」というサービス名で2012年よりサービスが開始され、2015年には「Googleストリートビュー」に名称を統合しています。
どうやって撮影しているのか?
店舗内のストリートビュー撮影はGoogle認定のカメラマンが撮影しています。
1パノラマ4方向に明るさを変えて3枚ずつ計12枚の写真を撮影し、特殊な方法で繋ぎ合わせ360°のパノラマを作成します。
撮影して店舗にパノラマを公開するまでGoogle認定のカメラマンが行います。
なぜGoogleストリートビュー撮影が普及しているのか?
ではなぜGoogleストリートビュー撮影が普及しているのか?
後述する撮影メリットも普及要因の一つですが、もう一つの要因はGoogleで検索する人が増え、Googleの認知度が高まったからではないでしょうか。
読者の方も何か調べ物をする際、インターネット検索をすると思います。
その際、パソコンやスマートフォンで検索すると思いますが検索シェアは次の通りとなっています。
【パソコンの検索シェア】
検索エンジン | Yahoo | bing | 他 | |
シェア | 77.7% | 17.0% | 4.3% | 1.0% |
参照元:statcounter Search Engine Market Share Japan
【スマートフォンの検索シェア】
検索エンジン | Yahoo | bing | 他 | |
シェア | 73.6% | 25.4% | 0.3% | 0.7% |
参照元:statcounter Search Engine Market Share Japan
パソコンとスマートフォンそれぞれで70%以上がGoogle検索となっています。
2019年4月現在もGoogleの検索シェアは増加傾向です。
お店や商品をユーザーに知ってほしいと思ったら、Google検索は当然無視できない存在になっています。
Googleストリートビューの撮影メリット
1.安心感を与える
事前にお店や施設をGoogleで確認できることは大きな安心感を与えます。
これ絶対です。
逆にGoogle検索で店名が出なかったり、掲載情報がいまいちだと不安になりますよね?
それぐらいGoogle検索は認知されてきています。
ストリートビューを撮影している店舗は下記画像のように表示されます。
【パソコンの検索画面】
【スマートフォンの検索画面】
赤枠の部分をクリックorタップすると、店内のストリートビューが見ることができます。
直感的に画像は押されやすいので、結構見られます。
ビルの中にある店舗だとどんな店舗か分からず不安になるお客様もいると思いますが、そういうことも解消されますね。
2.ランニングコスト0円
一般的に、看板などその場所にお店の情報(広告)を掲載すると月額費用が発生するものですが、GoogleストリートビューはGoogleに固定の掲載費を支払う必要がありません。
Googleのサービスが終了しない限り、半永久的に掲載されます。
3.お店や施設が見つかりやすくなる(MEO効果)
間接検索した際に、ストリートビュー撮影店舗が見つかりやすくなります。
説明します。
知っているお店を検索する際、直接店名を検索すると思いますが、知らないお店を検索する際、このように検索しませんか?
地域名+業種 (○○市+美容室、○○市+居酒屋 など)
このような検索を間接検索といいますが、実際検索すると検索画面上部には地図が表示され、その下に3つの施設候補が表示されます。
【パソコンの検索画面】
周南市+美容室と検索
【スマートフォンの検索画面】
周南市+美容室と検索
表示されている3つのビジネスは全てストリートビュー撮影店舗です。
もちろん必ず検索が上がるわけではないのですが、検索効果は必ずあると言えます。
なぜかというと、ストリートビューを撮影したパノラマが表示されなくなると検索結果が下がった実例があります。
以前起きたGoogleの障害によりストリートビューを撮影したものが一時的に表示されなくなりました。(約24時間表示されませんでした)
その際の検索画面は次のとおりです。
【パソコンの検索画面】
周南市+美容室と検索
【スマートフォンの検索画面】
周南市+美容室と検索
検索順位が変わっていますね。
「ワンズヘアー本店」様が外れ、「Blare」様が検索に表示されています。
仕事上、毎日Googleストリートビューや検索順位は見ていますので気付けました。
現在、Googleストリートビューの障害は復旧し、検索順位は障害前の状態に戻っています。
また、検索順位に関しては「距離」「関連性」「知名度」で順位を決定しています。
検索順位対策(MEO対策)については下記関連記事を参考にしてください。
4.自社ホームページとの連携に効果有
撮影したストリートビューを自社ホームページに埋め込みすることができます。
ホームページの滞在時間も上がることや、施設案内などの対応業務もホームページに誘導することで改善できます。
実際の活用事例をご紹介します。
長野県松本市の予備校。市内や県内だけでなく、県外からも入学希望者を抱える人気予備校。
校舎見学の為にわざわざ来校してもらう手間を少なくできればとGoogleストリートビューを撮影。
実際ホームページ上でヴァーチャル体験できるので、来校の手間を少しは軽減できているとのこと。
【2018年7月撮影、公開済】
■他活用事例
5.人がうつりこむ事ができる
お店や施設の宣伝、話題づくりにもなります。
事前に会社や店舗を前もって知ることが出来る為、リクルートにも最適です。
まとめ
今回、Googleストリートビューを撮影するメリットについてまとめてみました。
スマートフォンの普及もあり消費者はインターネットでお店や商品を調べますが、ネットの世界ではGoogleで検索する方が非常に多くなっています。
Googleでお店を検索されたとき、どのように見られているか一度確認してみてはいかがでしょうか?
Googleストリートビューを撮影すると様々なメリットがありますので、一度お考え下さい。