街中で緑の大きなバッグを背負って走る自転車の人を最近よく見かけませんか?
そうです、いま話題のウーバーイーツの配達員さんですね。
2016年東京でスタートした日本のUberEATS(ウーバーイーツ)。
ここ3年足らずで、どんどんとエリアを拡大していき・・いよいよ弊社の所在地である名古屋エリアでもサービスが開始されました~
本記事ではウーバーイーツという「新しい働き方」と「テクノロジー」に着目して解説していきます。
Uber EATSとは
自分の住むエリアの人気飲食店から全国チェーンのファストフードまで幅広いお店から宅配メニューを簡単に注文できる仕組みが「UberEATS(ウーバーイーツ)」です。
実際に料理を注文すると380円の配達料で料理を運んでくれますよ。
この配達サービス、もともとタクシーに変わる配車サービス「Uber」を展開しているUber社が提供しています。
2015年4月に、ロサンゼルス、シカゴ、ニューヨーク、バルセロナの4都市で実施された試験運用を皮切りに、全世界にいっきに広がっていきました。
日本では2016年の9月に東京の一部でサービス開始!
いまでは、東京23区はもちろん、川崎、横浜、京都、大阪、神戸、埼玉、名古屋、福岡、千葉の中心部にサービスを拡大しており、さらにエリアを拡大していくでしょう。
すごい勢いですね。
※詳しい記事はこちらを参考にしてください。
UberEats(ウーバーイーツ)とは?【配達員として働こう】
ウーバーイーツ配達員という新しい働きかた
たくさんの若者がウーバーイーツの配達員にチャレンジしているようですね。
ウーバー配達員になるにはWEB登録を行ったあとエリアに設置されたパートナーセンターに行って受付し、あのウーバーバッグを受け取る必要があるのですが、そのエリアパートナーセンターが大変込み合っているそうですよ。
名古屋のパートナーセンターの様子です
実は弊社スタッフが勉強のためにウーバーイーツ配達員に登録して1週間ほど働きました。
その登録の際に伺った名古屋のパートナーセンターの写真です。
かなり混みあっていたそうですよ。
登録は事前にWEBアカウントさえ作成しておけば、実質30分ほどで完了するそうです。
簡単な手続きと、研修が終わるといよいよあのウーバーイーツ配達員バッグが渡されます。
くわしい登録の手順はこちらにてご確認ください。
ウーバーイーツ(ubereats)登録方法【わかりやすく解説】
ウーバーイーツ配達員は「シェアリングエコノミー」
ウーバーイーツは「料理の配達サービス」を提供するビジネスモデルに見えますが、
実はこれ「シェアリングエコノミー」というビジネスモデルなんですね。
「シェアリングエコノミー」とは、物・サービス・場所などを多くの人と共有・交換することで互いの問題を解決していくという仕組みです。
具体的には以下の様なサービスがあります。
カーシェアリング
車を乗りたい時に乗りたい時間だけ借りるサービス。
レンタカーよりもリーズナブルで手続きが簡単、さらにガソリン代も不要と利用者にメリットがある。
成功事例:タイムズカープラス
https://plus.timescar.jp/
アプリで予約して3分後にはすぐ車を使えます。利用時間も15分206円~と利用した分だけ支払えばOK。しかもガソリン代、保険代込み。
技術や役務のシェアリング
イラスト製作や介護、家事代行などを依頼したい人と、ノウハウと時間のある人とを結びつけるシェアリングサービス
成功事例:ココナラ
https://coconala.com/
知識やスキルの売買を専門に扱うオンラインマーケットです。似顔絵やイラスト作成、キャッチコピー作成、楽曲作成、WEBサイト製作、占い、カウンセリングや恋愛相談など多様なサービスを提供しています。
宿泊先のシェアリング
自宅の一室や別荘、マンションなどの一室を、旅行等で部屋を必要としている人にシェア(貸し出し)するサービス。
成功事例:Airbnb(エアビーアンドビー)
https://www.airbnb.jp/
もうお分かりですよね~
ウーバーイーツは料理をA地点からB地点へ運ぶというシンプルな「配達サービス」とも見えますが
実は・・
配達が出来る時間がある人たちが
料理を配達してほしい店舗と、料理を届けてほしいユーザーに、
時間と役務をシェアすることで成り立っているシェアリングサービス
なのです。
アメリカで普及したウーバータクシーも同じく、車と運転する時間をシェアするサービスですから、Uber社はシェアリングエコノミーの最大手であるということが出来ますね。
ウーバーイーツのテクノロジー
さて、世界的に広がっていくシェアリングエコノミー型のウーバーイーツ。
ビジネスモデルも画期的なのですが、それをささえるテクノロジーもすごいのです!
配達員と利用者、そして店舗にそれぞれのアプリケーションが用意されていて、みごとに連携して動きます。
配達員用アプリ
例えば配達員には「Uber Driver」というアプリが用意されています。
アプリを立ち上げて「出発」を選ぶと、業務がその瞬間から始められるというスタイルが秀逸です。
「出発」にして数分でオーダーが入ることもよくあるそうです。
会社員の方が土日の副業として、学生がスキマ時間で、などなど様々なスタイルで参加できる仕様になっているからこそ、利用する人が多いのでしょう。
さて、具体的なオーダーの入り方とアプリの挙動ですが
まずウーバーのシステムでは、配達員と店舗の距離感、その配達員がバイクか自転車か、これまでの実績はどうか、などを瞬時に分析して、オーダーと配達員をマッチングしていきます。AIを活用しているものと思われます。
そして最適なオーダーがあると、配達員のアプリに、上のスマホの画面の通り、デリバリーボタンがポップアップ表示されます。
配達員は3分~4分の間(ゲージが0になる前)にそのオーダーを受けるか判断して、そのデリバリーボタンをタップします。
受けない場合は左上の「拒否する」をタップする仕組みです。
オーダー受注の画面だけとっても、シンプルで使いやすくなっています。
しかしながら、そのシンプルで使いやすい機能性を担保しているシステムやプログラムは恐ろしく膨大で緻密なものだということが想像できますよね。
注文者用アプリ
料理を注文したい人はWEBで新規アカウント登録を済ましたあと「Uber EATS」アプリをダウンロードして注文します。
くわしくはこちらを参考にしてください。
こちらは直観的に操作できるインターフェイスになっていて、ほぼストレスフリーで注文できます。
しかもこのアプリやWEBで「注文した商品」がいまどのような状態でどこにあるのかを、ライブで確認することが出来ます。
位置情報を活用した非常に面白いテクノロジーですよ。
表示される進捗ステータスは以下の4種類ご利用を承りました
↓
ご注文を準備しています
↓
ご注文品を配達中です
↓
お待たせしました。お料理がまもなく到着します。
配達員がどんどん自分の家に近づいているのをタイムリーに見えるので、めちゃくちゃ楽しいですよ。
なんか・・ゲームみたいです(笑)
店舗のアプリケーション
では、店舗オーナー側のアプリケーションはどのようになっているのでしょうか?
まずウーバーイーツの加盟店になる方法ですが以下の2通りとなっています。
① ウーバーイーツのWEBサイトより登録
② ウーバーイーツより直接オファーを受ける
登録が完了すると専用のタブレットが配布されて運用スタートとなります。
こちらの機能性も非常にシンプルで機能性が高いと評判です!
まとめ
今回はUber EATS(ウーバーイーツ)の特徴と働き方、そしてテクノロジーについて簡単に解説させていただきました。
日本ではちょうど「働き方改革」「ダブルワーク」といったワードが注目されていますが、このウーバーイーツは、ただの配達サービスにとどまらず、働き方や時間の使い方に新しい概念を提案しているサービスなのかもしれません。
また、これまで配達サービスに、コスト面やリソース面の問題で参入できなかった店舗がチャレンジできるようになったという側面も重要です。
アイデアやテクノロジーでこれまでの「働き方」や「店舗運営」にイノベーションを起こし新しい世界を作っていくウーバーイーツ。
我々も負けてはいられません。
アイデアや技術力を更に高めて、いつの日か、多くの方の「働き方」や「生き方」をアップデートできる会社を目指します!