動画配信プラットフォームTikTok(以下、TikTok)は、クリエイターと利益を共有する新しい広告サービス「TikTok Pulse」を発表しました。
対象者はフォロワー10万人以上のクリエイターとパブリッシャーとなり、6月からアメリカで提供をスタートするとのこと。秋からは全世界での提供開始予定としています。
TikTokではこれまで広告主がTikTokに費用を払い広告を出稿する「TikTok Ads」を展開していましたが、クリエイターへの広告収益分配システムがなく、TikTok LIVE ギフティングという投げ銭機能や企業案件、他プラットフォームへの誘導がTikTokクリエイターの主な収益源となっていました。
今回の「Pulse」では自身の動画の後に特定の広告が配信された場合に、クリエイターやパブリッシャーに利益の50%を分配される仕組みになっています。
広告主はTikTok上の上位4%の動画の後に広告を配信できるようになります。
※広告主は広告を配信するクリエイターや動画の選択は不可
TikTokの広告収益分配システムの充実化は、TikTokに動画を投稿する強い動機付けになり、投稿本数の増加や他のプラットフォームへのクリエイター流出の抑制に繋がります。
日本では秋以降に実装予定となりますが、当該サービスを受けるためには10万フォロワー以上が条件のため、現段階からクリエイターのフォロワー獲得に向け動き出すことが予測されます。