2022年3月7日、日産自動車株式会社はスープをこぼさずに素早くラーメンを運ぶ、4輪駆動のトレイ"e-4ORCE ラーメンカウンター"を開発したと発表しました。実際にラーメン屋のカウンターで顧客へラーメンを運ぶシーンを描いたムービーを制作し、日産のウェブサイトで公開しました。
このトレイは、新型EV(電気自動車)「アリア」に搭載する電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」の認知向上を狙った企画で、同技術から着想を得て開発されました。e-4ORCEはクルマの沈み込みや車体の揺れを低減させる4輪制御技術。これを活用することで、トレイが乗った車にラーメンを乗せた状態で、中身をこぼさずに配膳できるとのこと。
今回発表した"e-4ORCE ラーメンカウンター"について日産は、「e-4ORCEの特徴を、運転する方だけでなく、普段、助手席や後席に同乗される方々にも広く知っていただくために開発した」と説明しています。コンセプトムービーもあくまでe-4ORCEの認知向上として企画制作されたもので、実際の店舗での導入は未定です。
飲食業界ですでに導入されている配膳ロボット。
自動車業界での新たな技術の誕生が飲食店での業務の自動化に一役買うことになるかもしれません。