2021年2月24日(木)、株式会社電通は「2021年 日本の広告費」を発表しました。
調査内容は日本の総広告費と媒体別・業種別の広告費について。
2021年の日本の総広告費、媒体別の広告費は下記の通りです。
・日本の総広告費 6兆7,998億円(前年比110.4%)
・マスコミ四媒体広告費 2兆4,538億円(前年比108.9%)
・インターネット広告費 2兆4,538億円(前年比121.4%)
・プロモーションメディア広告費 1兆6,408億円(前年比97.9%)
日本の総広告費は2011年からの推移を見ると年々増加傾向にあったものの、新型コロナウイルス感染症の影響を受け2020年に減少。2021年は下半期にかけて感染症拡大の影響が緩和したことで広告市場が回復したとのことです。
また、インターネット広告がマスコミ四媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)の広告費を上回ったのは調査開始以来初めて。電通は広告市場全体の成長をインターネット広告が後押ししていると評価しています。
マスコミ四媒体由来のデジタル広告費※は2018年に推定を開始しわずか3年で大幅に成長し初めて1,000億円を超えたとのこと。
この成長を受け、今後マスコミ四媒体はさらにインターネット広告に注力していくことが予測されます。
※マスコミ四媒体が主体となって提供しているインターネットメディアやサービスにおける広告費
テレビやSNS、YouTubeやWebサイト至る所に溢れる広告。
巣ごもり需要、在宅需要の急激な増加により台頭してきたサービスに影響し、2022年の広告市場もより一層成長していくことが期待されます。