2022年2月22日(現地時間)、Meta社はInstagramで提供しているショート動画機能「Reels(リール)」をFacebookでも世界150カ国で提供を開始したと発表しました。
2021年9月から米国では30秒までという制限でテスト導入が始まっていましたが、今回Instagramと同様の60秒まで可能になり、かつ提供範囲を拡大し正式リリースとなりました。
Meta社のデータではFacebookとInstagramの利用時間の半分は動画の視聴となっているとのこと。
特にInstagramのリールは急成長を遂げているとのことで、その効果に期待しFacebookにも機能が追加されたと予測されます。
また今回の発表ではリールでの収益化についても触れられています。
Meta社は2021年7月、FacebookやInstagramでクリエイターが収益を得るための新しい機能追加など、2022年までに10億ドルを投資していく(日本円で約110億円)と発表していました。
今回はその一環として、リールの再生回数に応じて1ヶ月に最大3万5千ドル(日本円で約400万円)をクリエイターへ支払う招待制プログラム「Reels Playボーナス」を米国から開始し、今後数ヶ月かけ世界に展開していくとのこと。
主力となる広告収入は増加しているMeta社ですが、TikTokの登場により増加率は鈍化しています。
日間利用ユーザー数も初めて前期割れし減少傾向にあり、ユーザー数を伸ばすためにはより多くのクリエイターを確保する必要があります。
Meta社はプラットフォーマーとして、需要のあるサービスの追加やクリエイターの収益化プログラムの強化などの施策がより一層重要となっています。