2022年2月3日、LINEPay株式会社はLINEPayオンライン加盟店にて、暗号資産「LINK(リンク)」で支払いができる機能を試験的に提供することを発表しました。一部のオンライン加盟店から対応を開始し、順次拡大予定とのことです。試験期間は3月16日〜12月26日としています。
※LINK...LINEグループが独自ブロックチェーンで発行している暗号資産(仮想通貨)、LINEが手がける2つの取引所でのみ上場
従来、LINE Payの決済にLINKを利用したい場合には、「LINE BITMAX」を介してLINKを売却、手数料を支払いLINEPayに入金してから決済する必要がありました。今回発表された「LINK支払い」機能では、これらの手順を踏むことなく、直接LINKで支払うことが可能になります。
※LINE BITMAX...LINEが運用する暗号資産の取引サービス
LINEPayは、試験の結果によって当該機能の標準化も考えているとし、ビットコインやイーサリアムなどの他の暗号資産の支払いも視野に入れているとしています。
現状、国内で暗号資産を使用した決済はまだまだ浸透しておらず、LINEPay社にとっても未知の領域と言って差し支えないでしょう。
LINEPayのユーザー数は2021年6月時点で全国4000万人以上。膨大な数のユーザーを抱える中でLINK支払いユーザーからどのような反応があるのか、今後の展開に注目です。