2022年1月17日(現地時間)、スペイン証券取引委員会(CNMV)はインフルエンサーが仮想通貨を宣伝する方法に関する規制を新たに発表しました。
今回の規制はSNS上で10万人以上のフォロワーがいるスペインのインフルエンサーを対象とするもので、当該インフルエンサーが仮想通貨に関する宣伝を実施する10日以上前に当委員会への報告が必要となります。
これによって委員会は宣伝に関する詳細を把握、動向を監視可能になり、
宣伝内容に「投資に伴うリスク」等の警告を含めるよう指示ができるようになるとのことです。
規制の開始時期は2022年2月とされています。
インフルエンサーの宣伝は意図的に仮想通貨の市場を動かすことができてしまう危険性を持っています。
過去には実際、インフルエンサーの宣伝によって一時的に価格が高騰、その後急落したことで、多くの投資家が価値のない仮想通貨を抱えることになった事例が国内外問わず存在します。
日本においてはまだこのような規制はないため、自身で予め仮想通貨のリスクをよく学び、「投資は自己責任」の考えのもと、自身の判断で慎重に仮想通貨を始める必要があります。