ビットコイン(以下、BTC)の決済アプリFold Appを運営するFold社は、BTCを獲得できるARサービス「Fold AR」のβ版を発表しました。
本サービスはポケモンGOやピクミンブルームなどで知られるNiantic社との共同開発で、現在アメリカ、イギリスなど計5カ国で段階的に提供が開始されています。
Fold ARではアプリを通して周りを見ると、10分おきに自身の身の回りにブロックが表示される仕組み。アプリ上でそれらをタップすることでBTCやゲームの時間を伸ばすアイテムなどが獲得でき、獲得したBTCはBTC決済に対応しているサービスでそのまま利用できます。
Fold社は当該アプリを介してゲーム感覚でBTCに触れることによって、BTCに興味が薄い層の引き込みを狙っているとのことです。ゲーム感覚でBTCに触れることには賛否もありそうですが、「これならやってみたい」と感じるユーザーは多いでしょう。
現在は、当該アプリの一部のユーザーのみが体験可能ですが、使用時間には制限がかかっており、β版では想定以上のBTCを獲得できないようになっています。また、日本でのリリース時期は未定です。
日本ではまだBTC決済を採用しているサービスも少ないため、展開は当分先かと思われます。しかし、仮想通貨はNFT(非代替性トークン)、AR/VRなど含めメタバースとも関連性が高く、日本でも注目されています。これらの分野が関わり合う中で、今後のさらなる市場の成長に期待が高まっています。