2021年9月10日、Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)の「サイト管理者」権限所有のユーザー宛にGoogle ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)の権限「サイト管理者」が2021年10月24日に廃止され、「管理者」に自動的に移行される旨の通知がありました。
権限 | オーナー | 管理者 | サイト管理者 |
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ユーザーを追加、削除
(管理権限の追加と削除) | |||
リスティングを削除
(Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)の削除) | |||
すべての URL を編集
(WEBサイトのURL編集) | |||
Google による変更すべてを承認
(Googleから編集された内容を承認) | |||
予約機能をオプトインまたはオプトアウト
(予約URLの編集) | |||
特定の位置情報設定を更新
(店舗の基本情報の編集)
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Google 広告アカウントのリンクを管理
(Google広告の掲載情報の管理) | |||
メッセージ機能を使用
(マイビジネス専用のメッセージ機能) | |||
カスタムラベルを追加して特定のビジネス グループを 簡単に検索(Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)を複数管理するための目印の編集) | |||
主要なビジネス情報を編集 (例: 営業時間、住所、属性など) | |||
投稿を作成、管理、公開 (写真や Q&A の投稿を含む) | |||
クチコミに返信 | |||
インサイトをダウンロード
(マイビジネスの分析結果をダウンロード) |
「サイト管理者」は上記のとおり最も低い権限ですが、住所や電話番号など重要な項目を変更できます。そのため、「サイト管理者」と「管理者」の区別を必要としていない会社・店舗も多く、それが今回の変更の背景になったのではないかと推測されます。
しかし、「サイト管理者」には、ビジネス名(店名・社名)やURLの変更、Googleからの承認依頼、Google広告の掲載情報の管理といった権限がないため、「サイト管理者」が「管理者」になったことを知らずにいると思わぬトラブルに発展する可能性があります。
「元・サイト管理者」に対し、
- ビジネス名やURLをうっかり触らないように
- Googleからの承認依頼や広告関連の通知に勝手に対応しないように
といった周知はしておきましょう。
なお、「サイト管理者」が「管理者」になるのは不可だと判断した場合は、「サイト管理者」を削除し、「サイト管理者」にまかせていた作業の運用方法を再検討する必要があります。
担当者を変えるのが難しい場合は、手間が増えますが「クチコミ返信や投稿内容を担当者からメールでもらい、管理者が投稿する」といった方法が考えられます。業務・セキュリティの両面で支障が出ない運用方法を探してください。