2021年9月8日、Twitterは新機能「コミュニティ」のテストを英語圏で開始したことを発表しました。
コミュニティは自分と同じ興味関心のあるユーザーを見つけて繋がるための機能です。
ユーザーはコミュニティへ参加することで、同じコミュニティに参加している特定のグループに向けて直接ツイートができるようになります。参加メンバーのみが返信したり、会話に参加したりすることで、より親密で関連性の高い会話ができるようになるようです。
グループで会話する機能はTwitterのDMにはすでに用意されていますが、コミュニティのページやタイムラインは公開されます。コミュニティのメンバー以外は、コミュニティのツイートの閲覧、引用リツイート、報告(通報)が可能です。
現状、コミュニティは自由に作成・参加できるわけではなく、「犬」、「天気」、「スニーカー」、「スキンケア」、「占い」といった人気の高いテーマがTwitterによって用意されます(テーマは順次追加予定)。また、コミュニティのルールを定めたり、会話がテーマから逸脱しないよう「モデレーター」という管理者も置かれるようです。
一方、コミュニティを作りたい人向けの申請フォームが用意されており、今後数ヶ月のうちにより多くのアカウントでコミュニティを作成できるようになる見込みです。
- 公開アカウントであること
- Twitterアカウント開設から6ヶ月以上経過していること
- Twitterアカウントに確認済みのメールアドレスか電話番号が登録されていること
- Twitterアカウントで、2要素認証 (2 FA)が常に有効であること
- Twitterの利用規約に違反しておらず、違反の履歴もないこと
コミュニティの見つけ方や参加方法は、近日中に公開されていくとのこと。ひとまずコミュニティは招待制のようですが、「犬」や「天気」のコミュニティに入るのにも招待が必要なのか、などの疑問も徐々に解消されていくでしょう。
フリート(廃止済)やスペースなどの新機能、UIの大幅な変更など、最近のTwitterはインパクトのある話題が多めです。今回さらに、コミュニティ機能の追加も加わりました。
今までは特定のグループに向けたツイートはできず、特定の話題についてのみ語りたい場合、日本では専用のTwitterアカウント(通称「別アカ」)を作るのが一般的でした。
しかしコミュニティ機能が正式に実装されれば、日本でもTwitterの利用方法に新しい変化が現れるかもしれません。今後の具体的な発表に注目が集まりそうです。