2021年7月13日(日本時間)、YouTubeは、YouTubeショートに関するヘルプページの内容を更新。YouTubeショートのベータ版のリリースを、世界的規模で段階的に始めていると発表しました。
YouTubeショートのベータ版は、YouTubeのスマホアプリでショート動画を撮影、編集できる機能。
2020年9月にインド、2021年3月にアメリカ、6月末には日本で実装が開始され、徐々に反映が行われていましたが、今回いよいよ世界規模の展開が発表されました。
TikTokでもお馴染みのBGM、フィルタ、タイマーなどの機能が利用可能。アプリを開いて、画面下の+ボタンの「ショート動画を作成」から15秒以内の動画を作成し、YouTubeにアップロードします。
また、YouTubeショートのBGMにはYouTube上の動画を使用することも可能。
スマホアプリの動画再生欄にある”作成”(音符マーク付きのアイコン)から使えます。
YouTubeにアップされた音楽や、エンタメ系動画など、”作成”アイコンが出ている場合は動画投稿者がBGMとして使用することを許可しているということです。
BGMを提供する側は自身のチャンネルや音楽の認知度アップ、BGMを利用する側は手軽に音源を確保できるというメリットがあります。
※動画投稿者がBGM提供を禁止した場合、そのBGMを使っている動画はミュートかつ限定公開になり、30日後に削除されます。
現在、ショート動画は収益化の手段がありません。そこで、YouTubeは2021年5月11日にショート動画に力を入れるクリエイターに報酬を与えるために「YouTubeショートファンド」を創設、1億ドルの基金をおこなっています。
これはYouTubeのショート動画がTik Tokに対抗できる競争力を得るための方策。この基金が成功を収めれば、いよいよショート動画収益化へ大きく動き出すことが予想されます。