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【2019年版】Googleサーチコンソールとは?アナリティクスとの違いも解説

【2019年版】Googleサーチコンソールとは?アナリティクスとの違いも解説
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Googleサーチコンソールは、Googleが無料で提供しているweb分析ツールです。
Googleアナリティクスと混同されることが多いですが、確認できるデータが違うため、webサイトの分析にはどちらも必要です。

今回はGoogleサーチコンソールでのデータ分析について、Googleアナリティクスとの違いを踏まえて解説していきます。
さらに、記事後半では、最初につまづきがちな初期登録の方法や、Googleアナリティクスとの連携方法についても丁寧に紹介します。

目次

Googleサーチコンソールとは?

サーチコンソールとは

Googleサーチコンソール(以下:サーチコンソール)は、Googleが無料で提供しているweb分析ツールです。
以前はGoogleウェブマスターツールという名称でしたが、2015年5月にサーチコンソールへ名称変更されました。

サーチコンソール公式ヘルプページには以下のように説明されています。

Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つ Google の無料サービスです。Search Console に登録しなくても Google 検索結果にサイトが表示されるようにすることはできますが、Search Console に登録することで、Google のサイトに対する認識を理解し、改善できるようになります。

引用:Search Consoleヘルプ|Search Console の概要

わかりやすく言うと、サーチコンソールでは、Google検索でのキーワードや順位を確認・分析することができるということです。

同じくGoogleが無料で提供しているweb分析ツールにGoogleアナリティクス(以下:アナリティクス)があります。

サーチコンソールとアナリティクスの違いがわからず「どちらか片方だけを利用すれば十分でしょ?」と感じる方も少なくありません。
実は私もその一人でしたが、少し調べるとまったく違うことがわかりました。

サーチコンソールとアナリティクスの違いをしっかりと理解するとサイト改善の近道になりますよ。

サーチコンソールとアナリティクスの違い

サーチコンソールとアナリティクスの違いは、ただひとつ。

サーチコンソール:サイト訪問前のユーザー行動に関するツール

アナリティクス:サイト内でのユーザー行動に関するツール

だということです。

各ツールのトップページでは、サーチコンソールは「Google検索での検索順位を改善する」、アナリティクスは「ユーザー像を把握」というキャッチコピーで紹介されています。

わかりやすい例を挙げると、サーチコンソールで見られるのはGoogle検索でのキーワードや順位などのデータ。
アナリティクスで見られるのはPVや直帰率、滞在時間などのデータ。

また、サーチコンソールではGoogleにサイトを正しく認識してもらうためのクロール(ロボットによるサイト情報収集)を依頼することもできます。

アナリティクスはサイト内で使うツールなので、Googleに働きかける機能はありません。

サーチコンソールの見方

続いてサーチコンソールの各項目の説明と見方を紹介します。

初めてサーチコンソールを見る方は、まずしっかりと用語の意味を理解するようにしましょう。
直感的に理解しやすい用語が少ないので最初は難しいと感じるかもしれませんが、覚えるだけなのでがんばってください。

検索パフォーマンス

検索パフォーマンス

検索パフォーマンスではサイトの検索順位やキーワード、クリック数などが確認できます。

確認ができるデータは以下。

サイト全体の数字だけでなく、ページ単位・キーワード単位・デバイス(PC・スマホ・タブレット)単位・国単位などでも絞り込むことができます。

・合計クリック数
指定した期間内で、Googleの検索結果に表示されたリンクを検索ユーザーがクリックした合計数です。

・合計表示回数
指定した期間内で、Google検索結果に表示された合計数です。

・平均CTR
指定した期間内で、Google検索結果に表示された際にクリックされる率の平均値です。
パーセンテージで表示されます。

・平均掲載順位
指定した期間内で、Google検索結果に表示された検索順位の平均値です。

上記のデータで、以下のような分析ができます。

例えば、表示回数や掲載順位が高いのに、CTR(クリック率)が低いページは記事タイトルが検索ユーザーにとって魅力的ではない可能性があります。

検索ユーザーはGoogle検索後、記事タイトルとディスクリプション(短文説明)を確認してサイトを閲覧するかどうか判断します。
記事タイトルをユーザーのニーズが解決できるとわかるタイトルに変更するとCTRが上昇する可能性が高いです。

アナリティクスでPV数だけを見ていては気づけない問題ですよね。

URL検査

URL検査

URL検査ではサイトのGoogleでの登録状況をURLごとに確認できます。

サイトでインデックスされている(検索結果に表示させるためGoogleがデータベースに登録した)ページ数やインデックスされなかった理由を知ることができます。

また、新しく作成したページやリライトで内容に変更があったページをGoogleへクロールの依頼(インデックス(再)登録のリクエスト)をすることできます。

カバレッジ

カバレッジ

カバレッジでは、Googleでのインデックス登録やエラーの状況を一覧で確認できます。

サイトの登録状況を4つの指標で確認することができます。

サーチコンソールでの各指標の注釈は以下です。

・エラー
“何らかの理由によりインデックスに登録できなかったページです。”

・有効(警告あり)
“インデックスに登録しているページですが、何らかの問題があり、Googleでは、お客様側の意図的なものかどうかを特定できません。”

・有効
“インデックスに登録されているページです。”

・除外
“意図的にインデックスに登録されていないページです。”

サイトのページ数は多いのに、インデックス数が少ない場合はサイトの作りに問題がある可能性があります。
原因には、重複コンテンツやno indexタグなど様々な要素があります。
カバレッジでは「エラー」「警告あり」「除外」の理由を見ることができ、意図しないタグの発見にも役立ちます。

サイトマップ

サイトマップ

サイトマップとは、サイト全体の構成を一覧にしたページのことです。

サイトマップのURLをサーチコンソールに登録することで、Googleのクローラーがサイトの全体像を把握しやすくなるため、新しくページを作成した際にも通常より早くGoogleにインデックスされやすくなります。

リンク

リンク

リンクの項目ではサイトの外部リンク数と外部リンク先ドメイン、内部リンクを一覧で確認ができます。

※外部リンクとは、サイト外からサイトへのリンクのことで、被リンクとも呼ばれます。

※内部リンクとは、サイト内ページからサイト内ページへのリンクのことです。

外部リンクでは、スパムリンクと呼ばれる低品質なサイトからのリンクを受けることがあります。

スパムリンクを受けた場合はサイトのGoogleからの評価が下がる可能性があるので、リンクの削除依頼、もしくはGoogleのリンク否認ツールを利用して外部リンクを管理する必要がります。

サーチコンソールの登録方法

これまでで、サーチコンソールの見方など基本的な使い方は理解していただけたかと思います。
まだサーチコンソールを登録していない方は、下記の手順も参照してください。

Googleアカウントにログイン

Googleにログイン

まずはGoogleアカウントにログインしましょう。

サーチコンソールを開く

サーチコンソールとは

次にサーチコンソールを開き、「今すぐ開始」をクリックします。

URLプレフィックスにURLを入力

URLプレフィックスを選択

次にプロパティタイプを選択する画面になります。

「ドメイン」・「URLプレフィックス」の2つから選択するのですが、今回は「URLプレフィックス」を選択した場合の登録方法をご紹介します。

URLプレフィックス内に登録するサイトのドメインURLを入力し「続行」をクリックします。

所有権の確認>その他の確認方法>HTMLタグを選択

所有権の確認方法

確認状態のチェックが終わると、登録者がサイトの管理権限を保持していることを証明する作業を行います。

すでにアナリティクスに登録済の場合は「アナリティクスで確認」を選択すると特別な作業を行う必要はありません。
アナリティクスに登録前の場合はその他の確認方法で証明を行います。

今回は「HTMLタグ」を選択します。

タグをコピーしてサイト内の<head>タグ内に埋込み

タグをコピーしてサイト内の<head>タグ内に埋込み

HTMLタグでの確認を行うには、Googleの指定するHTMLタグをサイトへ埋込む必要があります。

認証コードのようなものですね。

表示されたタグをコピーしてサイトへ埋込みましょう。

サイトへタグの埋込み方法がわからない場合はプラグインを使おう!

サイトがWordPressで作られている場合はプラグインを利用すると簡単にタグの埋込みが行えます。
もうインストールしている方が多いかもしれませんが、おすすめのプラグインはAll In One SEOです。

All in one SEO

①All In One SEOをサイトでインストール

②設定項目の「Google Search Console」へタグのコード内 content=”●●”の●●のみをコピーして貼り付け

③All In One SEOの「設定を更新」をクリックして保存

この作業でタグの埋込みは完了です。

埋込みが完了したら「確認」をクリック

所有権を確認しました。

サイトへのタグの埋込みが完了したら、サーチコンソールの画面に戻り、「確認」をクリックします。

所有権の確認が終わるとサーチコンソールへの登録が完了となります。

サーチコンソールへの登録が完了したら前述した「サーチコンソールの見方」を読み返して登録したサイトの状況を確認してみてください。

次に、サーチコンソールを便利に活用するためのアナリティクスとの連携方法をご紹介します。

アナリティクスと連携

サーチコンソールの便利な活用方法の一つにアナリティクスとの連携があります。

アナリティクスではサイトへの流入があったキーワードを確認する項目があります。
しかし、アナリティクスだけでは検索キーワードが「not provided」で取得できないことが多く、正確なデータを確認することができません。

そんなときにサーチコンソールとアナリティクスを連携しておくと、アナリティクスだけでは取得できなかった流入キーワードを取得できるようになります。

※not provided:サイトのオーガニック検索キーワードがアナリティクスで取得できなかった場合に表示されます。

アナリティクス 流入キーワード (1)

アナリティクスにログイン

Googleアナリティクスとは

まずアナリティクスへログインしましょう。
まだ登録していない場合はこちらの記事を参考にしてください。

アナリティクスの設定からプロパティ設定をクリック

プロパティ設定をクリック (1)

プロパティ設定画面一番下の「Search Consoleを調整」をクリック

サーチコンソールを調整をクリック (1)

Search Consoleの設定画面「追加」をクリック

追加をクリック

「GoogleアナリティクスでSearch Consoleのデータを使用する」画面に遷移

サーチコンソールのデータを使用する

アナリティクスと連携したいドメインにチェックを入れ保存⇒OKをクリック

選択して保存

アナリティクスの「Search Consoleの設定」に戻り保存

アナリティクスに戻り保存

以上でサーチコンソールとアナリティクスの連携は完了です。

連携することにより正確なデータを見る事ができサイトパフォーマンス向上の近道になります。

サーチコンソールとアナリティクスの登録が完了したら連携作業も必ず行うようにしましょう。

まとめ

今回はサーチコンソールの概要と基本的な機能の見方をご紹介しました。

この記事を読んで、混同されがちなアナリティクスとの違いや登録方法はしっかりと理解していただけたと思います。
しかし、今回ご紹介した機能はサーチコンソールの一部でしかありません。

一度で全てを把握して使いこなすことは難しいでしょうが、慣れてくれば徐々に知識も深まっていきます。

まずは今回ご紹介した機能を定期的に確認するクセをつけてサイトの変化にいち早く気づけるようになりましょう。

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