「居酒屋 個室」「渋谷 カフェ」など自分のいる場所から近くにあるお店を検索する方法をローカル検索といいますが、そのローカル検索において自店舗の検索順位を高めて、見込み客にみつけてもらいやすくする対策をMEO対策と呼びます。
参考:MEO対策とは?|Googleマップで店舗集客を強化する方法
そしてMEO対策の最大の目標は上位3位以内『3パック』へのランクインとなります。
なぜなら『3パック』にランクインすることで見込み客に見つけてもらえる確率が大幅にアップするからです。
さて、その『3パック』を目指すためにMONOLISIX-MEOでは様々な作業を項目ごとに行っているのですが、じつは…それら作業項目には優先順位があるのです。
今回はMEO対策において優先すべき作業項目とはなんなのか?について解説していきます。
ローカル検索の順位が決まる仕組みとは?
まずはローカル検索順位が決定される仕組みについて考えていきましょう。
当然のことながらローカル検索の順位を決定しているのはGoogleです。そしてGoogleは3つの要素を解析してローカル検索順位を決定していることを公言しています。
その3つの要素とは「距離」「関連性」「知名度」です。
例えば・・名古屋市内で「焼肉 おしゃれ」とローカル検索した際に以下の様に3パックが表示されたとします。
この場合、Googleは・・
①検索者と各店舗の
『距離』
②「焼肉 おしゃれ」というワードと各店舗の
『関連性』
③「焼肉 おしゃれ」というワードにおける各店舗の
『知名度』
の3つの要素を瞬時に解析してローカル検索順位を決定し3パックを表示しています。
①の『距離』を我々が縮めることは当然出来ません。よってMEO対策としては②の『関連性』と③の『知名度』の2つを強化していくこととなります。
MEO対策で優先すべき作業項目とは?
さて、これら『関連性』や『知名度』を高めるMEO対策なのですが、より具体的にその対策の内訳、つまり作業項目について解説していきます。
下図はアメリカの有名なSEO事業者であるMOZ社が発表したローカル検索順位決定要因に関する分析データです。
引用:Announcing the 2018 Local Search Ranking Factors Survey
MOZ社が独自に解析したデータを元に、ローカル検索順位の決定要因の内訳と割合をわかりやすくグラフ化しています。日本語に直すと以下のようになります。
順位決定要素の割合
・Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)の最適化 25%
・被リンク 16%
・クチコミ 15%
・店舗のHP 14%
・SNSの情報 3%
・サイテーション 11%
・パーソナライズ 6%
・ユーザーの行動 10%
ひとつひとつを解説していくと、かなり専門的で長くなってしまいますので、今回はこの中でも重要と考えられる2つの要素に絞って解説していきます。
Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)の最適化
上述の円グラフで一番大きなパーセンテージを占めているのがGoogle My Businessつまり「Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)の最適化」です。
以下の数値はMOZ社の2017年度分析結果と2018年度分析結果を比較したものです。
Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)の重要度が前年比で32%も上昇しています。
Googleはこの数年でGoogle ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)の機能をどんどん追加しており、Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)をどれほど重要視しているかがわかります。
ではGoogle ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)の最適化とは具体的にどのようなことを意味するのでしょうか?
単純にいうとその答えはこうです。
Googleが用意した機能を「全て」そして「頻繁に」使うこと
ではここからはさらに具体的にGoogle ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)の最適化について考えていきましょう。
必要項目を全て正確に入力する
Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)には「ビジネス名」「ビジネスカテゴリー」「住所」「営業時間」等たくさんの入力項目があります。
まずはそれらの項目すべてを過不足なく入力できているか?情報は正確か?を確認しましょう。
例えば「ラーメン おすすめ」とローカル検索した人が、写真やクチコミを見てお店にわざわざ来てくれたとします。しかし、お店にやっと着いたと思ったら「本日は休業」となっていたとしたらどうでしょうか・・すごくがっかりしてしまいますよね。もしかしたらもう二度と来てくれないかもしれません。
こういうことってGoogleマップ利用時の「あるある」ではないでしょうか?
こういった機会損失を防ぐためにも「営業時間」と「特別営業時間」を正確に入力する必要があります。そんなに難しいことではないですよね?
このように基本情報を正確に過不足なく入力することはMEO対策において必須作業ですし、もちろんお客様からの信頼を勝ち取るためにも重要な要素となります。
当たり前のことを当たり前に行うことがGoogle ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)の最適化において最初の一歩となります。
用意された機能をフル活用する
Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)には基本情報の入力機能以外にもたくさんの機能が用意されています。
例えば「WEBサイト機能」「投稿機能」「質問と回答機能」「写真と動画投稿機能」等です。
これらの機能をフル活用することでローカル検索の順位を高めることが出来るのです。あなたのビジネスではいくつの機能を活用できていますでしょうか?
特にこの機能の中でも「投稿機能」は重要です。
投稿機能は非常に簡単に情報発信できるばかりでなく、MEO対策としても大きな効果が見込まれる機能なのです。ぜひ積極的に活用していきましょう。
投稿機能では「最新情報」や「イベント情報」「クーポン」などお客様に有益な情報を簡単に発信できるようになっています。慣れてくればひとつの投稿を行うのに10分もかからないでしょう。
投稿機能の使用方法についてはこちらを参考にしてください。
Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)投稿機能〔クーポン〕
Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)投稿機能〔商品〕
Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)投稿機能〔動画を活用しよう〕
クチコミの重要性が増している
さて2つ目に注目すべきなのはReviewsつまり「クチコミ対策」です。
マイビジネス最適化の重要性と同様に、MOZ社の分析データを見ると、クチコミの重要性が年々高まっていることがわかりますね。
具体的にクチコミで重要なのは、クチコミを書いてくれた人数、クチコミの内容(テキストの内容)、★の数、クチコミへの返信の有無、となります。
ぜひ来店してくれたお客様にGoogleマップのクチコミを入力していただく工夫をしてください。またクチコミがはいった場合にはGoogle ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)から必ず返信するようにしましょう。
もちろんクチコミはローカル検索の順位を高めるMEO対策の観点で重要なのですが、同時に本来の意味を忘れてはいけません。
それは「ウィンザー効果(Windsor effect)」です。
「ウィンザー効果」とは、ある情報が第3者から間接的に伝わることにより信憑性や信頼性が増加する、という心理学用語です。ウィンザー効果は様々なマーケティングにおいて活用されています。
クチコミについては以下の記事を参考にしてくださいね。
また早急にクチコミの少なさや質を改善したい、悪質なクチコミの対応で困っている、などのご要望がある方については特別な対応が可能な場合がございますので、MONOLISIXの担当者にお気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回はMEO対策における作業項目とその優先順位についてMOZ社の公表データを参考に解説させていただきました。全ての詳細については解説できませんでしたが、マイビジネスやクチコミの運用についての重要性についてはお分かりいただけたのではないでしょうか?
原則的にGoogle ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)はGoogleが提供する無料サービスですので、その運用は時間をかけさえすればある程度の成果を得られるはずです。ぜひ皆さんもチャレンジしてみれくださいね。
とは言え・・そんな時間はない、・・・作業項目が複雑すぎて難しい、・・・成果が出ているのかわからなくて不安、といったお悩みがある場合は、お気軽にMONOLISIXまでお問い合わせください。担当スタッフがお客様の状況に応じた対策について説明させていただきます。