2022年3月24日、スポーツ専門のライブ・動画配信サービス「DAZN」を運営するDAZN Japan Investent(以下、DAZN社)は、3月24日に開催されたサッカーワールドカップカタール大会アジア最終予選のオーストラリア戦で、過去最多のライブ視聴数を記録したこと発表しました。
DAZNの歴代視聴数トップ10は、1〜9位までサッカーの日本代表戦が占めており、今回のオーストラリア戦はこれまで歴代最多視聴数だった2021年11月のベトナム戦を10%も上回ったとのこと。(2022年3月24日時点)
当該の試合はDAZNでの独占配信。
アジア・サッカー連盟(AFC)が一括管理する放映権の価格の大幅な引き上げが背景にあり、テレビ局が獲得を断念する中、資金力のあるDAZN社が名乗りを上げ、試合の放映が実現されました。
日本サッカー協会はDAZN社に対し、地上波放送を希望した一幕もあったそうです。これに対し、DAZN社は「提案の内容がDAZN契約者にとってフェアなものではなく、両者の共通認識として交渉は既に終了していると捉えております」とコメントしています。
高額な放映権ビジネスの影響で地上波での放送ができなかった今回の試合。
日本サッカー協会はサッカー人口への影響を危惧しています。今後、地上波からサッカーの大会の放映はどんどん減っていってしまうのか、地上波放送を実現するためにどのような施策がとられるのか、今後の動きに注目です。