2022年2月4日、MMD研究所が約2割の親が子どものお小遣いをキャッシュレス化しているという調査結果を発表しました。
2021年以降に初めて子どもにスマートフォンを持たせた親1000人に、子どもにお小遣いを渡す時の手段を聞いたところ「現金」が64.3%と最も多く、「現金とキャッシュレスの併用」が10.4%、「キャッシュレス」が9.1%となった。
キャッシュレスでお小遣いを送金していると回答した親を対象に、お小遣いをキャッシュレスで渡す理由を聞いたところ、「キャッシュレスに慣れさせたい」「利用状況や履歴が管理できる」「ポイント還元があり、お得だから」「現金を落とす・なくす心配がない」などが上がりました。
また、事前調査によるとスマホデビュー時期は小学生が51.6%と最も多く、2019年と比べると初めてスマートフォンを購入する時期が低年齢化していることも分かりました。
子どもにスマートフォンを持たせても良いと思った理由を聞いたところ、「子どもがスマートフォンを持ちたいと言い出したから」が23.8%と最も多く、次いで「周りの子どもがスマートフォンを持つようになったから」が21.7%、「親子間でLINE等を使いたいと思ったから」が18.2%となりました。
昨今では子供が親のクレジットカードを無断使用し、ソーシャルゲーム等に課金をするといったトラブルも耳にするようになりました。子供でも簡単に高額決済ができてしまうのはキャッシュレスの弊害の一つといえます。
今後さらに進むと予想されるキャッシュレス化。
日常生活が便利になる一方で、幼い頃からお金に対する価値観やマネーリテラシーを学ぶことの重要性がより一層高まっています。