2021年12月22日(現地時間)、ドイツのDelivery Heroは、2022年第1四半期にfoodpandaの日本事業を売却することを発表しました。
foodpandaの日本参入は2020年9月、参入から約1年半での撤退となりました。
売却の理由は「グループ内の他の成長優先事項に集中するため」としており、
日本市場における競合サービスの増加や配達員不足が大きな障壁となったと説明しています。その上で新たな事業への投資やドイツでのサービス拡大を優先する必要が出てきたため、日本事業の撤退を決めたとのことです。
またドイツも同様の理由でfoodpanda事業の縮小予定。ベルリン中心部を除く6都市から撤退し、新製品や技術開発に集中して取り組む予定です。
日本法人のDelivery Hero Japanは、12月に入った現在でも提携店を増やしたり、配達員への講習会など国内でのサービス拡大に意欲的な姿勢をとっていますが、現時点で「コメントは差し控える」としており、今後のサービスの展開については不明です。
コロナ禍で需要が拡大したデリバリーサービスですが、1年以上経った今、新規参入してきた事業が分岐点に立たされています。