2021年10月21日、LINE株式会社は、韓国のNAVER Corporationが提供するオンラインストア作成サービス「NAVER SmartStore」を日本向けにローカライズした「MySmartStore」の先行リリースを開始したことを発表しました。
本格提供は来年の春を予定しており、2022年3月31日までに「MySmartStore」を申し込んだストアを対象に、販売手数料が2023年まで無料になるキャンペーンも開催しています。
MySmartStoreはデザインのレイアウトや編集機能が充実しており、簡単に自分ならではのECサイト作りが可能です。
■先行導入事例
・LINE FRIENDS
・VIVID LADY
他のオンラインストアに比べ、LINEの公式アカウントと連携しやすいことが特長です。ストアのキャンペーン告知やクーポン配布などの販促や、注文通知の送信、チャットでのお客様対応、さらには高度な分析ツールも利用することができます。
このサービスが広まることで、日常的にLINEを利用する人にとっては、ECの注文がより便利で、快適になることでしょう
一方、今月7日にメルカリを運営する株式会社ソウゾウが本格提供を開始した「メルカリShops」では、メルカリ内にショップを開設でき既存のメルカリユーザーに見つけられやすく、フォローしてくれたユーザーとメルカリ内で連絡が取れたりクーポンを配布できたりするといった特長があります。
既存ユーザーを多く抱えるサービスが、その集客力とユーザー属性の特徴を武器にオンラインストアに参入する傾向は続くと思われます。
その他にも多方面にCMを流し知名度が高い「BASE」、多機能で海外販売に対応しやすい「Shopify」など、現在、各々の強みをもったオンラインストア作成サービスがひしめき合っています。
今回、加えて韓国No.1の市場をもつ「Naver SmartStore」を運用するNaver社が参入したことにより、今後の国内でのさらなるECサービス市場に発展に期待できます。