2021年10月19日、サントリー食品インターナショナル株式会社は、コロナ禍で減少した社員同士のコミュニケーション不足を改善する目的で、法人向けサービス「社長のおごり自販機」を発表しました。
「社長のおごり自販機」は、自販機に設置された専用のカードリーダーに社員証を2人同時にかざすと、無料で飲み物が受け取れる仕組みとなっています。
コロナ禍で減少した社員同士のコミュニケーションのきっかけになってもらおうという狙いのサービスです。
サービス開始前にコクヨと共同で行われた実証実験では、97.8%の方が、「本自販機がコミュニケーションのきっかけになった」と回答し、社員満足度を高める新しい福利厚生サービスとして期待されます。
コロナ禍で減少したコミュニケーション不足は、今後も社会課題として問題となることでしょう。しかし、大人数での社員旅行や宴会などは当面現実的ではなく、少人数でのコミュニケーションの機会が求められる傾向が続くことが予想されます。
企業もこれまでとは違う福利厚生費の使い方を検討していく必要があるため、このような新しい発想のキャッチ―なサービスは必然的に注目を集めることになります。
発想次第で大きな成功を得られる可能性があるということでもあり、中小企業やスタートアップにはビジネスチャンスとも言えるでしょう。