2021年7月14日(現地時間)、Google Chromeの開発者であるShweta Panditrao氏を含むGoogleChromeチームは開発ブログを更新し、Chrome 94以降は全てのウェブページでHTTPSを優先して読み込む「HTTPS-Firstモード」を提供すると発表しました。
HTTPS-FirstモードはHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)非対応のウェブページにアクセスする際、警告が表示される機能。
このモードを有効にすると、Google ChromeはすべてのwebページをHTTPSで読み込むことを試み、HTTPSがサポートされていないページにアクセスする際には全画面に警告が表示されるようになります。
このモードを有効にすることでセキュリティが高まり、ユーザーも安心感を得られるようになるでしょう。
「HTTPS-Firstモード」は、2021年9月21日にリリースが予定されているChrome 94以降で導入予定。最初はユーザーが自主的に選択して利用する機能として登場しますが、将来的には、デフォルトでオンにすることも検討中とのことです。
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2021年8月31日より、HTTPS接続の鍵マークも変更予定
現状HTTPS経由でウェブサイトを閲覧した際、URLの左に表示される「鍵マーク」の変更も検討されています。
変更後のマークは、このように「下向きの矢印」になる予定。
このマークは2021年8月31日にリリース予定のChrome 93から実験的に導入されます。
鍵マークでセキュリティを判断していた人は、覚えておくとよさそうです。